この文章は6月20日に出ますが、書いているのは5月30日です。米財務長官の発表では6月1日に米政府の債務不履行が始まるということでしたが、それが6月4日に伸びたというニュースを見た時点での文章だとご理解ください。 バイデンは債務不履行回避に『修正憲法14条』(債務不履行で米国民が塗炭の苦しみになることを救済するための法律)を使うと言っていますが、果たして使えるのでしょうか。その理由はこの『14条の4項』に米政府に対する反乱者または敵対者への支払いには使ってはいけないとあります。バイデン一家9人が1千万ドル(13億円)の外国からの支払いを受けていたことが特別捜査官のレポートやFBI捜査官の内部告発による議会証言で明らかにされています。そしてもし民主党が米国に敵対する外国からの賄賂資金を受け取っているとこの14条は使えないのです。 まあ結論は、今の米政府はデフォルト(債務不履行)でドルも米国債も紙屑になります。しかしテキサス州では州議会で9月1日から『デジタル金貨』『デジタル銀貨』の発行と使用が決まっていますから、米政府が倒産しても何の問題もありません。複数の州(ルイジアナ・アラバマ・ノースダコタその他)も参加の予定です。 さてするとどうなるのでしょうか。今のドルはデフォルトで価値が1/100、1/1,000になります。世界一の米国債(1,800兆円)を保有している日本はもう完全にダメですから、円の価値も1/10、1/100になるでしょう。しかし日本は預金大国ですから2,000兆円の国民の金融資産があります。まあこれを政府が使って無くしてしまえば10倍のインフレ(お金の価値が1/10になること)くらいに収まるでしょう。そして10万円のお買い物に100万円の札束がいるので、不便ですねということで、10万円を1万円にしてしまいます。これが通貨単位の切り下げです(リデノミネーション)。 さてもの凄く大変な日本なのですが、残念ながら良いこともたくさんあるのです。(1)国民の金融資産が1/10の200兆円になってしまいますが、国の財政赤字の1,500兆円の借金は150兆円に減ります。日銀引き請けの600兆円の日本国債(これも政府の借金)も1/10の60兆円です。財務省は笑いが止まらない程に喜ぶと思います。(国民だけが財産がなくなって苦しいのですが) (2)民間の会社の借金や個人の借金も1/10になりますから、喜ぶ人もたくさんいるのです。(3)アメリカでも同じです。ドルが無くなるのですから、会社や個人の借金は全て無くなります。(徳政令と同じ)(4)あとアメリカから多額のお金を借りている東南アジアや南米の国々の借金も全て無くなりますから、全世界の人々は楽しいというか嬉しいことでしょう。 などなど、今回の大恐慌は苦しいのは当然ですが、こんなにも良いことがあるのですから、一概に悪いとは言えません。そしてもう300年続いた西洋の世界支配のこの金融と経済は、これ以外の方法(米政府のデフォルト)では変えられないということです。もう全てを、資産も借金も全て一度ゼロにしてしまわないと立ち直れないところまで世界は来てしまっていたということです。私はそう理解しています。 新聞やマスコミは本当のことを一切報道せず、政府も官僚も知らんふりです。日本中が静まり返っていて、これだけ大変なことが起こっているのに、誰も声を上げない。まあそれでいいのかもしれません。たとえ知ったとしても、私たちには何もできないのですから…。 224日間続いたウクライナの『アルチェモフスクの戦い』も、ウクライナ側の死者5万人でロシアの完全勝利でした。もうすぐにこの戦争も終わります。メディアはいつも本当のことを報道しません。今アメリカで流行している言葉は『本当のことを言うトランプは正しかった』なのです。事態を見守るしかありません。
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