これは日本ではないので皆さんは『どうでもいい』のでしょうか…。
しかし私は近い将来には、日本もこのアフガニスタンと同じことが起こるのではないかと心配しています。
平和ボケしている日本人には関係のない中東の国の話なんでしょうかね。要するにアメリカ軍が守って成り立っていた国のアフガンが、アメリカ軍が撤退してしまって何千人も何万人も国民が殺されてしまう国になっているのです。
日本は誰に守ってもらっているのでしょうか。
はい、それはアメリカですね。
ではそのアメリカが日本から撤退してしまったら日本はどうなるのでしょうか…。
全くアフガンと同じ状態にならないと言い切れる人は何人いるのでしょうか。
言い切ったとして、その大丈夫だと確信を持って言える理由は何でしょうか。
軍隊がいない日本で、憲法9条のある日本で、どうやって他国と戦うのでしょうか…。
極端なことを言えば日本はアフガンと同じで、アフガンは日本と同じです。
アメリカに守ってもらっていた国だということを忘れてはいけないと思います。
アメリカのバイデン大統領はやっぱり馬鹿としか言いようがありませんね。
アメリカ軍が撤退するとして『撤退作戦』は
(1)西側各国の外交官や家族や市民とアメリカに協力したアフガン人をまず撤退させるべきです。
残念ながら1万人以上の関係者がアフガンに取り残されました。
8月31日がアメリカ軍の撤退の期限だったのですから、これでもう市民が犠牲になっても文句は言えません。西側各国の人質が大量に取り残されているのです。
アメリカ軍も全てのアメリカ人を救出するとは約束していません。
イギリス軍の元アフガン司令官はバイデンを『軍法会議』にかけるよう呼びかけていました。
(2)次にすることは軍用装備と基地を全部破壊することです。
それをしなかったせいでアメリカ軍はアフガンに高性能の航空機2百機、武器60万丁、車輌7万5千台を残したまま撤退したのです。その中のアメリカ軍の残した『生体識別装置』を使ってタリバンはアメリカに協力した8万人のリストを作って、1人1人探索して逮捕しています。アフガンの大統領は巨額の現金を持って逃亡しました。
トランプだったら、タリバンを武力で脅しながら静かに兵を引く作戦でした。
しかしもう国民は死の恐怖の中でタリバンに従うことしかできません。
(3)そして最後にアメリカ軍が撤退すべきでした。
そうすればこんな悲劇にはならなかったのです。やはりバイデンが馬鹿でした。
30万人のアフガン軍をあてにしたのですが、アメリカ軍が先に撤退したのを見て、30万人のアフガン軍は全て逃げてしまったのです。
特殊部隊のエリート達はタリバンに捕まれば即処刑だと知っていますから一番最初に逃げました(大統領と同じです)。
46機のアフガン空軍機も、多数の兵士もウズベキスタンへ逃亡してしまいました。
そしてアメリカ軍の大量の高性能兵器はイランなど各国へ売られてしまいました。
さて9.11事件から20年間でアメリカは総額2兆7千億ドル(207兆円)をかけてアフガニスタンに侵攻して、アフガン軍に8百億ドル(8兆円)の最新兵器を提供しました。全て無くなったのならいいのですが、他国の敵国に兵器は売り渡されました。
アフガン国民と在留している外国人は死の恐怖の中に取り残されているのです。
大袈裟ではなくアフガン情勢はアメリカの『歴史的大失敗』『大混乱の極み』なのです。
一番悪いのはアメリカですね。
9.11から戦争を始めて、今は歴史的な大失敗にしてしまって…。
分かりますか。アメリカは日本だけは守るとは言っていません。
アメリカファーストで、日本からもアメリカ軍を近い将来には撤退させるでしょう。
平和ボケ日本の私達はどうすればいいのでしょうか…。