日本住宅少額短期保険(大阪市北区)は、孤独死が発生した戸室の原状回復や残置物の撤去費用などを補償する新商品「みんなの部屋保険Grande(グランデ)」の販売を10月1日、開始した。

新商品は同社の主力商品である賃貸入居者向け火災保険「みんなの部屋保険」の補償内容を拡充させたもの。高齢社会における賃貸経営のリスクヘッジを図る目的で開発された。大江社長は、「これまでは、入居後に想定されるさまざまな不安から、高齢者の単身入居を敬遠する傾向があったのが実情です。しかし、今後賃貸経営を安定化させる上で高齢者の受け入れは避けて通ることができません。そこで、安心して入居できるようにと開発したのが『みんなの部屋保険グランデ』です」と語った。

孤独死における補償内容は次の通り。死亡原因を問わず、孤独死が発生した戸室の原状回復費や残置物撤去費は、20万円から最大100万円まで補償する。また、入居者が死亡した場合でも、法定相続人が相続放棄や請求放棄など一定の要件を満たせば、貸主が保険金を請求できる。

「補償内容を充実させることで他社商品との差別化を図りました。例えば宅内死亡補償額は同類商品の中で最も高く設定しています。また、所有者だけでなく、サブリース会社のような貸主にも保険金の請求ができるようにしました」(大江社長)





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