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前回のつづき 【コンサル】利用してない借地をどうするか....

では、借地権を地主さんに引き取ってもらうにも一体いくらで?となります。厄介なのは、各地域の慣習や今までもこうだったから...、地主さんの意向などなど決定的な決まりが無いようなところ。


簡単な算出目安例では

相続税路線価、固定資産税路線価などを 全国地価マップ などで、当該土地の前面道路の価格を拾ってきます。上の丸印のところで「 150D」と書かれており、㎡あたり15万で、D=借地権割合60%という内容です。地価公示や近隣事例などでは、ピンポイントで当該土地の価格を示せるものがない(あくまでも近隣の価格でしかない)ので、前面道路に価格が示されている相続税路線価を利用します。

150㎡の土地であれば、150㎡×150千円=2,250万円
このうち借地権割合 D(60%)なので、2,250万円×60%=1,350万円

一つの例として、話のスタートとなる借地権価格を机上で出して、話を進めます。そうすることで、「いや、いままではそうじゃない」とか、「それでは納得いかない」とか、「それは無理だ」とかもろもろ、話が動き出しますので、まずこんな感じで相談が始まるケースが多いです。
また、解体費用、建物買取請求、契約満了日までの地代損失など、双方からの話が次々に見えてきます。

実際は、今回のケースでも

地主:「え、なんで土地の引き取りにこちらがお金を出すんだ?!」

なんて、ところから始まりましたし、私の経験上実際に、地主さんが借地権対価を払わないケース なんて珍しくありません。借地人側も、解体費用など持ち出しが無ければ、それでいい.......と、終結するということが多いかな。

詳細のやりとりは、ここでは書けませんが、机上の計算金額とはかけ離れましたが、■00万円の借地権対価を地主さんがお支払いいただく内容で取り纏まりました。解体費用と当社のコンサルフィーをお支払いいただいても、手元に残すことが出来ました。


今回は、円満に進んだケースと言えます。



おしまい















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