どうすればいいのでしょうか…。
今年の11月に『大須ゴールドステイ』(6階建て・16室42m2)『栄ゴールドステイ』(8階建て・21室43m2)の2棟のホテルが完成いたします。
もう笑うしかありませんね。
こんなコロナのステイホームの真最中なのに、そしてホテルの稼働率5%(空室95%)なのにホテルが完成してしまいます…。
土地取得(2億5,000万円と3億5,000万円)は去年ですし、建設着工(4億円と5億円)も去年ですから、世界中の誰一人、コロナの『コ』の字も知らなかったのですから、私の責任を追及されましても『スミマセン』としか言いようがありません。
もう仕方がない、どうしようもないホテルの完成となってしまいました。
100年に1回の大型パンデミックなのですからホテルだけでなく、旅行業も飲食業もアパレルも製造業も、日本と世界の全ての経済が壊滅状態です。
中小企業の当社のこのホテルへの投資資金は土地・建物合計で『15億円』でした。
がしかしまあ、グループの売り上げは200億円ですから、15億円くらいの失敗は吸収できる範囲内だとお考えください。
注文住宅、借家住宅、高齢者住宅で成功しているので次は『ワンデイ住宅』(ホテル)だと調子に乗って始めた事業が裏目に出てしまいましたね。
しかしホテル事業自体で失敗したのではありませんから、今後もこの新事業は続けます。
しかし今は目の前のコロナを乗り越えることに全力集中するしかありません。
私は日本の『観光産業』はこれから『もの凄く発展』すると考えています。
逆に言うと、それ以外に日本で成長する産業や事業があるのでしょうか…。
日本の高齢化率はすでに28%で4人に1人が高齢者。
50年後には人口の40%が高齢者です。
そして今の世界の人口は77億人で、30年後の2050年には97億人になります。
しかし日本の出生率は1.4人ですから子供の数がどんどん減ってしまって、2050年には人口9,500万人。2100年には人口5,000万人なのです。
終戦時(1945年)の人口が7,200万人。
明治維新(1868年)の人口が3,300万人ですから歴史を逆戻りする日本ですね。
そして日本は今では家電・スマホ・キャッシュレスは中国に負けて、IT・ロボット・IoTはアメリカに負けて、トヨタの1社だけが自動車で頑張っているだけです。
日本の銀行は財務省の子会社ですし、製造業は中国の下請け。
バイオや遺伝子や薬剤も基礎研究費にお金をかけられない程に日本は貧乏ですから、もう勝つことはできません。(あと憲法が不完全で軍事力がありません。政治が4流で財界との癒着だらけで多額の国民の税金が無駄に流れていてはもう駄目です。)
そんな状況の中で『観光産業』だけがこれから発展するのだと思います。
なぜ発展するのかというと、世界中の人たちが『日本の文化』に興味があるからです。
日本人のこの特殊な『生真面目』で正直で優しい人間性。
世界で唯一の126代続いている皇室の伝統を中心にした『和風の文化』。
そして神社仏閣だけでなく、日本の古民家や旅館などの『美しい建物』。
そしてミシュランでも世界一多く掲載されている美味しい『食の文化』。
あと皆さんはご存知ないのですが、日本ではそれらの観光産業が格安で提供されています。
外国の人にとってはお値打ちで安いから日本へ来るのです。
その安い理由は、日本の失われた30年の経済低迷でデフレが続いて物の値段が上がらずに下がり続けているからです。別の言い方をすると日本はお金がなくて『貧乏な国』になってしまったということです。
残念なことですが仕方がありませんね。
だから今ある『日本文化』は原価ゼロの無料の財産なのですから、『観光』としての『産業』にして日本を少しでも発展させなくてはならないのです。
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