今現在、大須(6階建て・16室・40m2)と栄(8階建て・21室・40m2)でホテルを建設中です。
そして今年の11月に完成するのですが…。
どうしましょうかね…。
コロナの真っ最中ですし、宿泊客も外国からの観光客もゼロ。
完成してオープンしてもお客様は全くいないのですから…。
ついにドイツのルフトハンザ航空も倒産なので、政府が1兆円の救済です。
タイの国営のタイ航空も倒産なので、民間会社に株を売って国営から民営になってしまいました。
京都の人出は全盛期の1割まで落ち込み、百貨店は4月の売上が7割減で過去最低になってしまいました。銀行の合併を特例で促進する法律ができました。
これで銀行の合併が加速します。
最終的には銀行は全て国の保有になってしまうというのが、日本の最終の最悪のシナリオでしょう。
さてホテル2棟はどうしましょうかね…。
オープンしても大きな赤字経営なんですから、『苦しい選択』です。
しかしどういう訳か、私はこういう苦境が好きというか、なんか楽しいんですね。
経営というものは、いつも苦しいものです。
私はよく社員さんに言うのですが『苦しんだ分だけが儲け』。
苦しまないで利益を出そうと思うことは、そもそも間違いですし、バカなやつの言うことです。
経営というものは苦しんで苦しんで当たり前。
楽をしたいなら経営者や役員は辞めてもらいたいものです。
できればですね、こういう苦しみが楽しいと思えるようになってもらいたいものです。
苦しみが何故楽しいのか。
それはこの苦しみと壁を乗り越えたところに、『新しい未来』があるからです。当然、売上も上がり利益も出るでしょう。だから1つ1つ超えていくことは私は喜びですし、楽しみなのです。
さて、とは言うものの、この目先の敵(新型コロナウイルスと経済崩壊)はなかなか手強い相手です。
しかしだから急がないこと。
あせってはいけません。
全力で努力はしますが、成果をあせらないこと。
結果にこだわらずにやり続けること。
要するに結果を求めずに1日1日努力するという苦しい作業ですが、これが『超作』なのです。
はい、ここで私の趣味は『死後の世界』ですが、そのお陰で特殊なヨガ(クンダリーニヨガ。密教ヨガ)の先生の資格をいただいています。
私の先生は世界的な第一人者の『本山博先生(博士)』ですが、この『超作』も40年間ご指導をいただきました。
私は今でも何も実行はできませんが、教えによれば『超作』とは、一生懸命に仕事に集中していても、その仕事にとらわれず離れている心を持つこと。コロナで苦しくて苦しくて仕事に集中していても、心は楽しんでいることでしょうか…。
できればそうありたいものです。
ホテルですが、私のいつもの事業戦略は『オンリーワン』『ナンバーワン』になることです。
商品、サービス、事業をやる限りは小さくてもいいので日本一になる、なれることしかしませんよ、というのが私の信念です。
しかしもう1つありまして、単眼ではなくいつも『複眼』で考えて実行することです。
ですからこの2棟のホテルはマンションにも使えるように建設しました。
そしてまたインバウンドだけをお客様にせず、日本人のご家族にも使っていただきたいと計画していました。
だからこのコロナ禍でも『家具家電付』『40m2マンション』として貸し出せば満室になるでしょう。
しかしそれは私は嫌なんですね。
なんとかこの大不況下でホテルとして成功させたいのです。
それにはこのホテルの『オンリーワン』の能力が低すぎる。
今この能力不足で苦しんでいるのが、私の苦しみなんですね…。
『超作』は私にはまだまだできませんが、ギリギリまで苦しんで壁を越えて、日本一の『ゴールドステイホテル』にしたいものです。