会長のひとりごと【土地活用】vol.82 ホテルの設計とはなかなか難しいものです。
住宅やマンションや高齢者住宅であれば、もう1万1,000世帯の実績がありますが、ホテルの設計は初めてですから、何回も何回も図面を描き直しています。
 まずはホテルの運営をやったことがなくて分からないのですから、そもそも図面を描くこと自体に無理があります。
本来ならホテル専門の設計事務所へ依頼して、図面をお願いすればいいのですが、それでは図面のノウハウが身につきません。
やはり苦しんで苦しんで自分の力で図面を描かないとだめだと私は考えています。
 このホテルの最大の特徴は一室に『2人~8人』で泊まれることです。一般的なビジネスホテルで18m2くらい。ここは45m2ありますから8人でも泊まれます。子供さんが3・4人だとするとすごくゆったりお泊まりいただけます。それで一泊の料金は24,000円。まさにファミリー旅行の専用の宿泊ホテルとなります。 ですから大型のキャリーバックなども最大8人分で8個を置くスペースや、簡単な食事のできるテーブルやキッチンや冷蔵庫などが必要となります。
トイレと洗面を別々にしないと、人数が多いのですから困りますし、1階のフロントにも4つのトイレ洗面を計画しています。
 一番難しいのが最大8つのベッドをどう設置するかでした。
ソファーベッドや可動式の簡易ベッドなどを人数に応じて使っていただきますが、お二人でゆっくりお泊まりの場合は余計なベッドは邪魔になってしまいます。
ですから基本は大型ベッド2台(4人分のベッドとしても使える)しか部屋にはありません。これでお二人でも8人でもゆっくりお泊まりいただける図面ができました。 最大の失敗は最初は和室を計画したことです。
これはすぐに中止しました。その理由は外国の方達は和室へも靴のまま上がってしまうからです。
あと和室のテーブルの収納や布団の収納のスペースがありません。
あったとしても外国の人たちは自分で布団を敷く習慣がありませんから布団が敷けません。
これで完全に和室計画は無くなってしまいました。
 8割以上のお客様が東南アジアの旅行客だと考えて図面を描いています。
ではフロントはすべて多言語対応が必要です。
特に英語での対応は必ず絶対に必要です。しかし当社には全社員の中でたった2人しか英語の話せる社員さんがいません。どうすればいいのでしょうか…。
 まあだから受付のフロントの設計に苦労しています。
原則は無人受付とする計画です。
カードキーも無くして全てスマホで操作して、予約も支払いもチェックインもチェックアウトも全てスマホと自動チェックインマシンが対応します。
これで理屈上は無人となりますが、そう都合よく思った通りにはいきませんね。
必ず人のお世話は必要です。
しかしできれば夜間に社員在中はは無しにしたいのですが…無理でしょうか…。
 なんとか日本人のご家族にも外国人のご家族にも快適に安全に楽しく使っていただきたいのですが。
できる限りの設計の努力をして、日本中のどこにもない『ゴールドファミリーホテル』を完成させたいと念願しています。
 あとランドリーをどうするか。喫煙室をどうするか。
安全対策のセキュリティーやカメラをどうするか。
食事や自動販売機、観光地図の多言語対応や周辺のレストラン情報なども整備します。たくさんやることがあって頭がクラクラいたしますが、私はこういう苦しみが大好きですから頑張ります。
是非ともご期待ください。
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