株式会社などへの『税務調査』は3年とか5年に1回くらいは定期的に税務署の担当者が会社へ来られますね。そして会社にある帳簿を全て調べて、訂正や間違いがあれば指摘していただけますので、申し訳ありません、以後気を付けます…。と申し上げて毎回終わっています。 今までは消費税の計算間違いや棚卸資産の現品チェックなどでしょうか、大きく間違いを指摘されたことは一度もありません。個人も2回目の調査ですが、前回は特に問題はありませんでしたね。さて今回はどうなりますことやら…。私は海外物件も多いので多額の現金を海外に振り込みますから、2名の税務署員のお一人は『海外専門』の担当者でした。やはり海外の税務に非常にお詳しい様子でした。 さっそくご指摘いただいた事は(1)私の香港の銀行預金の利息の税金は払っていますか…?ということでした。私が20%の利息の税金ですか、と言うと海外の利息には50%の税金を日本で支払うことになっていますよ、でした。私はちょっとびっくりでしたね。しかしこの預金に利息がついているのか、ついていないのかさえ私は知りません。日本でも当座預金には利息がつきませんよね。だから今調べているところです。もしついていれば、まあ当然50%は日本で税金を支払うことは何の問題もありません。 (2)次に、たとえば私のベトナムの会社への送金や、マレーシアやフィリピンへの多額の送金があるはずなのに、一切日本から送った銀行の伝票がありませんね、と言われてしまいました。その理由は簡単です。要するに東南アジアへの個人のお金の送金は、銀行の窓口で色々な質問をされたり、手続きに時間がかかるので忙しい私は時間の無駄が嫌いですから、会社名義でお金を送っておいて、あとで会社へ私のお金を振り込んでいました。だから個人の送金の伝票が一切銀行には無かったんですね。 (3)海外の物件を海外で賃貸した場合は、その国での税務申告が必要な場合があるのですが、申告の仕方も私は知りませんし、私の英語力では申告できません。だからまあいいか…と思っていましたが、それもご指摘をいただきました。しかし日本では正しく申告していますので、問題はありませんね。 (4)あと海外の視察や仕事で私は年間100日近く出かけますが、会社のお金はなるだけ使わないように個人のマイレージを使って『無料チケット』をよく使います。そもそも観光には全く興味がないので遊びに行っている訳ではありませんが、本当に仕事ですかね…と疑われている感じですね。 さて私の主義主張は、税金のゴマカシをしていると会社の経営はできないのです。それでなくても沢山の数字を扱うのに、『ウソの数字』まで憶えておく余裕などありませんね。そして税金を支払うということは経営者にとっては『誇り』です。成績が優秀だから、税金を払えるんです。そしてその税金で福祉や教育や日本の防衛ができるんですね。だから日本は世界で一番安全で安心で清潔な国なんだと私は思います。経営者は会社の成績を良くして少しでも多くの税金を払いたいものです。 しかし今回は私個人の銀行預金の資料は税務署は全て持っていきました。私の知らない忘れていることも全部知っていました。まあ個人のプライバシーは全くありません。それはちょっとやり過ぎでしょうと思う調査ではありますが、お金を隠している人も居るのですから仕方ありませんね。間違いがあれば訂正しますが、私は『グレー』を黒と言われても一円も払う考えはありません。今回も毎回同じく、私の『主義主張』に徹するつもりです。さてどうなりますことやら…。
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