(image) 高齢者の人口は前年比で44万人増の3557万人。男性が1545万人、女性が2012万人となった。女性が2000万人を超えたのは今年が初めて。 高齢者の人口を年齢階級別にみると、70歳以上が2618万人、75歳以上が1796万人。総人口に占める割合はそれぞれ20.7%、14.2%まで上昇した。70歳以上の人口が全体の2割を超えるのは初。80歳以上の割合は8.7%となっている。 2040年には35%超に 高齢化率は1950年(4.9%)以降一貫して上昇してきた。10%を超えたのは1985年、20%を超えたのは2005年。今後も上昇していき、2025年には30%を上回る見通しだ。第2次ベビーブーム(1971年~1974年)に生まれた世代も65歳を迎えていき、2040年には35.3%まで高まる。 28.1%という日本の高齢化率は世界で一番高い。2位のイタリアが23.3%。その差は4.8ポイント開いている。女性の高齢化率の31.0%は、世界の女性の人口に占める高齢者の割合(9.9%)の3倍以上。そして、100歳以上の高齢者が最多の6.9万人これは、48年連続で増加中でも女性が88%まさに人生100年時代人口増加と世帯数増加のピークは終わるしかし、増え続ける高齢者数と高齢者世帯!!やはり、これからの賃貸の主役は高齢者だぁ~高齢者と言えば「サービス付き高齢者向け住宅」そんな単純な話ではない・・・
(image) サ高住は制度発足から右肩で普及し、8月末時点で全国に234,322戸となっています。しかし、大きな落とし穴が土地活用でサ高住を立てて、20年一括で借りてもらう予定が・・・建物完成前に借り上げ予定会社がまさかの「破たん」建物の借金だけが残った・・・一括借り上げで運営していた会社がまさかの経営不振で破たん次に借り手が見つからず、4年経過・・・毎月、支払いだけしている。こんなケースが全国で増え始めている。どうして?これからは、高齢者世帯は急増単身高齢者世帯も増加し、高齢者住宅ニーズは増すばかりなのに・・・
(image) この先、高齢者世帯は増加の一途、高齢者住宅ニーズが増していくのは間違いない。でも・・・それは、あくまでも「高齢者住宅ニーズ」シニア期の住まいとしての住宅まさに「シニア不動産」しかし増え続けているサ高住は「シニア向け不動産」ではなく施設の代替としての物件。サ高住は賃貸住宅としての家賃収益が主な収入源ではなく施設の代替として、介護報酬が主な収入源高齢者が増えても介護状態となる要介護認定率は18%台で推移・・・にも拘わらず、施設もどきの物件が増え続ける現実。当然、供給過剰エリアも・・・本当にニーズがあるのは、全体の80%強いるアクティブシニアマーケットシニア向けの賃貸住宅なんです。事実、大手不動産会社さんやハウスメーカーさんも徐々に本格参入上手い話のサ高住には手を出さない方が良い・・・