土曜日、第7回相続塾に参加してきました。
テーマの一つは、「生命保険を活用した相続事業承継対策」。
講師は、株式会社アンセルインシュアランスの吉田健さんです。
「保険は入口より出口が大切」という切り出しで、
ご自身の衝撃的な体験をお話しくださいました。
70歳の年金生活者が月10万円の保険料を払い続けていたそうです。
生活が苦しいので解約したいというご相談。
お話をよくよく聞いてみると・・・
なんと、8年前にガンで声帯を全摘出なさっていた!
これは高度障害に該当し、保険金が支払われなければならないケース。
旧国営系からは保険金が支払われたのに、
某保険会社は、支払事由に該当しないと言ってきた・・・_| ̄|○
おまけに、住宅ローンの団信も取り合ってくれない。
そこで、まず保険会社と半年間やり取りを重ねて、
保険金と、本来払う必要が無かった8年分の保険料をゲット。
この実績をもとに、やはり半年がかりで銀行とやり取り。
住宅ローンの免除分と利息を取り返すことができたんだとか。
その額、合計で3400万円!(^^;
要は、保険会社も銀行も「知らなかった」だけ。
知っている人と出会えたから、消滅時効を回避できたわけですね。
吉田さん曰く、相続税の「生命保険の非課税枠」を
活用しているのは課税対象者の25%にすぎないんだって。
あぁ、もったいない・・・
無審査・無告知・90歳まで加入できる保険もあるようですよ。
出口を見据えた対策を講じてくださいね。
土地家屋調査士 大阪 和田清人(image)