本日、不動産コンサルティング京都フォーラムに参加しました。

フォーラムの大テーマは、「不動産に価値を吹き込む能力!」。
4名の登壇者が、それぞれ特色ある事例を発表くださいました。

演題の一つが、「もう一つの空き家問題」。
空き別荘とシェアリングエコノミーの融合のお話です。

講師は、株式会社日本プロパティシステムズの森田康弘さん。
滋賀県における不動産特定共同事業法の第一人者ですね。

同社は、不動産小口商品「わかちあいファンド」をお手がけ。

ある日、軽井沢を車で走っていたら、空き別荘が目に付いたんだって。
調べてみたら、次のような数字が明らかに。
 ・空き別荘は推定約38万戸
 ・別荘の一般的な稼働日数は年間20日程度
 ・維持管理が大変 → 放置されて空き家に・・・

で、これらを同じようにファンドで再生させた後、
シェア別荘として運営しているんだとか。

面白いのは、年間利用日数に応じた共有持分で所有権登記する点。
たとえば、年間12泊分を購入すれば、持分12/365で登記。

だから、相続OK、売却OK、減価償却OK。

投資家を募る手段をお持ちだからこそできる空き別荘再生。
これをシェアリングエコノミーと融合させることで、
まさに価値を吹き込んでいらっしゃいますね。


土地家屋調査士 大阪 和田清人
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