一昨日、京都土地家屋調査士会の研修会に参加させていただきました。

テーマの一つが、相続土地国庫帰属制度。

京都では、8月31日時点で、同制度の申請件数が13件だって。

やはり、北部が多いんだとか。
都心では、まず民間流通を目指すという方向性は同じですね。

印象的だったのは、講師がおっしゃった、
「この制度は、お金を持っている人のための制度」。

つまり、負担金を支払って、国に土地を引き取ってもらうわけ。
お金がない人は、引き取ってもらえないんですね。

なぜ、そのような制度設計になったのか?
ズバリ、負担金が無いと、制度を悪用される恐れがあるから。

たとえば、最近よく目にする土砂災害。
その原因が、違法な開発行為にあるケースが多いんですよね。

負担金ゼロなら、そんなヤバい土地をホームレスに所有権移転して、
将来、国に押し付けることができちゃう・・・_| ̄|○

この制度のそもそもの発端は、所有者不明土地の解消。
正しく運用されるためには、ある程度の選別が必要なわけですね。


土地家屋調査士 大阪 和田清人
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