昨日、SG阪神いきかた研究会を開催しました。
テーマは、「日本の葬儀業界の現状」。
講師は、アフター事業コーディネーターの黄瀬雅さん。
葬儀社の内情や相続専門家とのネットワーク構築についてお聞かせいただきました。
黄瀬さんはもともと通販業界でご活躍。
縁あって某大手葬祭会社のマーケティングアドバイザーとして、
「顧客の付加価値のアップ」を任されたんだとか。
顧客に葬儀後の困りごとを尋ねたら、「相続」という回答が一定数。
そこで、専門家をつなぐアフター事業を構築したんだって。
経産省資料によると、葬儀の単価は2015年の145万円をピークに下落傾向。
2020年には、130万円まで下落・・・
これは今後も、家族葬とコロナでさらに下振れすることが予測されます。
となると、周辺業務で稼ぐ必要があるわけです。
葬儀の周辺業務というと、仏壇仏具、法事法要、返礼品など。
いずれも、葬儀本体に逆らって単価を上げることはできないですよね。
そんな中、相続業務を担う士業との連携がスムーズにいけば、
遺族は困りごとが解消でき、葬儀社は新たな収益の柱になる。
やはり、異業種の発想を取り入れることは強いですね。
土地家屋調査士 大阪 和田清人