転入してきた男性の新住所が、転出元の市役所に通知されないミスがあったようです。

この男性、親族と音信不通だったみたい。
失踪宣告を申し立てられて、お母様の遺産分割に参加できなくなっちゃった。

きょうだいに返還を求めて勝訴したものの、
すでに使い果たされていて回収不能・・・_| ̄|○

「何ら落ち度がないのに死亡したものとみなされた。」として、
経済的・精神的な損害賠償を、転入先の市に求めたってわけ。

いや~、怖いですね。

音信不通などの不運が重なったとはいえ、
「ミス」では片づけられない額ですからねぇ。


【戸籍ミス 死亡扱い、遺産相続できず…西東京市を男性提訴】

 西東京市に転居した男性が、市の手続きミスで失踪者とされ、戸籍上死亡したとみなされたため母の遺産を相続できなかったとして、市に1170万円の損害賠償を求める訴訟を東京地裁立川支部に起こしたことが分かった。6日、第1回口頭弁論が開かれ、市側は「しかるべき通知をしていた」として棄却を求めた。

 訴状によると、男性は2001年に東京都小平市から転居。住民票を異動したが、西東京市は戸籍がある小平市に新住所を通知する義務を怠り、戸籍に新住所が記載されない状態になった。

 06年に母が死亡。男性はきょうだいらと音信不通で、母の死も知らなかった。相続のため戸籍を調べた財産管理人は、所在不明として失踪宣告を申し立て、認められた。08年6月には死亡とみなされた。きょうだいは遺産を相続した。

 男性は13年、自分が死亡したことにされ遺産も受け取れなかったことを知り、きょうだいに遺産の返還を求め提訴し、勝訴。しかし、きょうだいは医療費などで遺産を使い果たし、一部しか回収できなかったとしている。

 原告側代理人によると、小平市は「西東京市から通知を受けていない」としているという。(共同)
(12月6日 毎日新聞)


土地家屋調査士 大阪 和田清人(image)
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