終活なびが、「遺言と相続争いについての意識調査」の結果を発表しました。
30%の方が、遺言書を残さないと家族に相続争いが起こると回答。
意識が高いですね。
ところが現実は、公正証書遺言の作成件数は10万件強。
127万人がお亡くなりになっていますから、その率は8%弱。
子曰く、「思而不学則殆」ですね。(^^;
ぜひ、行動を起こしてくださいね。
【遺言書を書かないと自分の家族に相続争いが起きると30.7%が回答[遺言と相続争いについての意識調査]】
調査結果のポイント
・30.7%が、自分が遺言書を残さないと家族に相続争いが起きると思うと回答。
・自分の家族には相続争いが起きないと回答した人のうち、その理由として70%が「相続争いが起きる程の資産がないから」と回答。
Q1 もしあなたが遺言書を残さなかったら自分の家族は相続争いになると思いますか
30.7%が遺言書を残さなかったら自分の家族が相続争いになると回答
(image) Q2 相続争いが起きないと思うのはなぜですか
70%が自分には相続争いが起きる程の資産がないからと回答
(image) 回答者の性別
(image) 回答者の年齢
(image) 調査結果からの考察
日本における年間死亡者数約130万人に対し、公正証書遺言書の作成数は10万件をようやく超えたところです。単純比較すると公正証書遺言書の作成率は8%弱であるのに対し、回答者の30.7%が遺言書を書かなければ自分の家族にも相続争いが起きると答えている事から、遺言書や相続についての関心度が高まりつつあるという事が予想できます。
一方で、遺言書を書かなくても相続争いが起きないと思うと回答した69.3%のうち、70.0%が自分には相続争いになるほどの資産はないと回答しました。しかし、相続争いが裁判にまで至ってしまうケースのうち約75%が資産総額5000万円以下という中流家庭である事から、遺言や相続といったテーマに対する意識は二極化の傾向にあると言えるでしょう。
調査概要
集計期間: 2016年06月2日~2016年06月03日
調査方法:インターネットを利用したアンケート方式
調査対象:全国の男女101名
(6月6日 終活なび)
土地家屋調査士 大阪 和田清人(image)