国税庁が、平成26事務年度における相続税の調査の状況を発表しました。

これによると、昨年7月から今年6月までの1年間で、
・調査が1.2万件、このうち申告漏れ等が1.0万件の81.8%。
・申告漏れ課税価格は1件当たり 2657 万円。追徴税額は1件当たり 540 万円。

対前年度ですべてプラスになってます。
2割強の確率で調査に入られ、来れば8割強の確率で指摘されるってワケ。

申告漏れ相続財産の金額の内訳は、
・現金・預貯金等が35.7%
・有価証券が15.1%
・土地が12.7%

名義預金と名義株で半分を占めますね。

ここは初歩中の初歩ですから、
隠さずに、ちゃんと税理士に開示してくださいね。


【相続税の申告漏れ6.8%増3296億円 2014事務年度】

 国税庁は9日、今年6月までの1年間(2014事務年度)に全国の国税局が実施した相続税の税務調査の結果を発表した。約1万2千件を調査し、約8割にあたる約1万件で計約3296億円(前年度比6.8%増)の申告漏れを指摘した。重加算税を含む追徴税額は670億円(同24.4%増)だった。

 このうち、遺産を全く申告しない無申告事案は661件(同1.7%増)あり、申告漏れは計約876億円(同11.1%増)。海外資産関連の申告漏れは112件で計約45億円だった。

 無申告事案では、子供が親名義の口座から50万円を約200回にわたって引き出し金庫などに保管した事例があった。
(11月9日 日本経済新聞)


土地家屋調査士 大阪 和田清人(image)
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