花巻市が、土地の所有者ではない別人に固定資産税を課していたそうです。
29年間も!

昭和60年の国土調査の際、課税台帳に別人の名を誤記したのが原因。
納税者の相続手続きによって発覚したみたい。

結局、29年分の誤徴収に対して、還付は11年分のみ・・・_| ̄|○
原野につき税額が年100円と安価なのが救いです。

固定資産税は賦課課税ですから、
税額のチェックは納税者の責任ですよ~


【花巻市が名前誤記載で固定資産税を29年間別人に課税 岩手】

 花巻市は2日、市内の原野540平方メートルの固定資産税について、昭和61年から29年間も土地の所有者ではない別人に誤って課税していたことを明らかにした。納税者が今年亡くなり、相続の手続きを進めていた遺族が先月19日、市の固定資産税課税明細書にある地番と法務局の登記簿を付き合わせたところ、所有者は別人だったことが分かった。

 原野は旧石鳥谷町の北上山地の山裾。当時の町が昭和60年の国土調査の結果を法務局に報告し、土地課税台帳を作成した際、近くに土地を持っていた納税者の名前を誤記載したという。平成18年の市町村合併後も引き継がれ、課税額が年間約100円、29年間の総額でも約3千円と少額だったことから、誤課税に長期間、気づかなかったものとみられる。

 市は遺族に謝罪し、過去5年分を返還できる地方税法と、さらに5年遡(さかのぼ)り返還できる市過誤納付金返還金取扱要綱を適用して、今年度を含めた11年分の1200円を遺族に返還した。

 永田祐二資産税課長は「市民の税務行政に対する信頼を裏切ったことを深くおわびする」と話した。
(9月3日 産経新聞)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140903-00000035-san-l03


土地家屋調査士 大阪 和田清人
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