今私のところに、ドイツからも中国からも高齢者の日本式の介護を教えてもらえないか、やってもらえないかと問い合わせが来ています。ヨーロッパも中国も少子高齢化です。超高齢国家である日本に学んでノウハウが欲しい。実際の運営の仕方も知りたいんでしょうね。
そしてまたゴールドエイジの役員などは、世界一と言われているデンマークに毎年出かけて勉強していました。そのお世話になったデンマークの施設長や福祉行政の役人の専門家を日本に招待して、セミナーを開催したり実際の介護の現場を見学していただいていました。 さてここで本音のお話を2つ申し上げますと、
(1)もう私達はレベルの高いデンマークの介護はできると自信をもっているということ。そしてもしかしたらデンマークの介護を越えていると考えています。まあそれだけ私達の介護のやり方はレベルが高いということですね。
(2)次にもう1つ、ドイツや中国は日本の介護のどのノウハウが欲しいのでしょう…(?)日本の介護は大きく3つに分かれています。Ⓐ『国の施設』。療養型(一人当たり介護報酬45万円)、老健(30万円)、特養(28万円)Ⓑ『民間の施設』。旧メッセージさん、旧ワタミさんその他。多額の入居金を払わないと入れない施設も多いですね。これが民間の特定施設(25万円)です。©『民間の住宅』の施設ではない、介護付住宅(賃貸住宅)。これがゴールドエイジが行っているサ高住(介護サービス付き高齢者向け賃貸住宅)です。入居者の一人当たり平均介護報酬は月間(6万円)ですね。
さてどのノウハウが欲しいのでしょう。Ⓐのデンマークでも多額の財政赤字を出して大失敗した国の施設介護は、私ならもう要りませんね。日本ではまだ続けていますが、毎年何十兆円といわれる負担は国民の税金ですから止めてもらいたいものです。Ⓑの民間の施設はお金持ちの高齢者の介護にはいいと思います。ドイツ・中国のお金持ちにはいいでしょうが、費用が多額です。Ⓒ『サ高住』私ならこの優れたノウハウを世界中が学んで、真似して、実行すればドイツや中国の高齢化問題などは一瞬で解決しますね(日本も同じなんですがね…)。
お金の話で恐縮ですがちょっと計算してみましょう。Ⓐの老健の一人当たり月間介護報酬の『30万円』を高齢者人口3,500万人の中の介護の必要な640万人に掛け算すると『1兆9,200億円』Ⓒのサ高住の『6万円』に掛け算すると、なんと5分の1の『3,840億円』ですね。3,500万人全員に掛け算しても『10兆5,000億円』と『2兆1,000億円』となります。もう迷うことなく国の(国民の)負担の少ない『サ高住のノウハウ』を世界に発信すべきです。 私の10年以上の主張は『サ高住が日本を救う』でしたが『サ高住が世界の高齢化問題を解決する』『サ高住が世界を救う』といっても間違いではありませんね。 ここで『黒字化セミナー』の本題ですが、今現在全国に6,999棟、22万9,947戸のサ高住があるのですが、ほとんどのサ高住が赤字経営なのです。ゴールドエイジも今までの10億円以上の赤字を乗り越えて、やっと運営が黒字になったのはこの2・3年でした。それ程までにサ高住の経営は想像以上に難しいのです。 考えてもみてください。同じ内容かそれ以上に手厚い介護をしていてもサ高住は『6万円』ですよ。なんで施設は『45万円、30万円、28万円、20万円』もらえるんでしょうね。私は大変に疑問です。しかしそれはもう言いません。サ高住の介護が6万円だから日本を救えるんですよね。それでいいのです。この6万円でヘルパーさん達に高い給料を払って会社が黒字なんだからそれでいいのです。
今回のセミナーでは赤字で苦しむ会社さんに私達の黒字化のノウハウを全てお教えするつもりです。是非ご出席ください。