私は24才から65才までの41年間社長をしていますが、久保川流の仕事のやり方は『オンリーワン・ナンバーワン戦略』しかありません。オンリーワンは人のやらないことをする。ナンバーワンは人のできないことをすることですね。私の性格は人と同じは絶対に嫌いですから、自分だけの人がやらないこと、人ができないことに挑戦し続けた41年間だったと思います。 大卒の初任給が月13万円だった頃に、私は月130万円ずつ収入がありましたし、自分の自宅を建てると言って金融公庫からお金を借りてインテリアショップを建てたり、設計士でもないのに設計事務所を開業したり、建築業なのに薬屋さんをやったりレンタルビデオ店をしたり、英語もできないのに年間100日も一人で海外を回って住宅建材を仕入れたり、ある日突然コンクリートマンションを作り始めて県下一番になったり、日本一の住宅FCの中で成績が一番だったり、2万人のハウスメーカーの営業マンの中で私の契約額が日本一だったり、死後の世界を科学的に研究したり、一人で会社を始めて社員1,000人の会社を作ったり、自分の子供に会社を継がせず、4人の社員さんを社長にしたり…。振り返って考えてみるとまあまあ非常にユニークな人生だったなと少し満足している今日この頃ですね。 さて自己満足はこれくらいにして、今回は『お仕事サ高住』のお話です。ゴールドエイジの新規開業の会議の中で近くに同じようなサ高住があるので、どうしようどうしようという話になりました。同じようなことをしていては利用者が来てくれませんね。ということでまた私のオンリーワン戦略です。サ高住のゴールドエイジでお仕事をしてもらって、お給料を払えばいいんじゃないの。これは楽しくてやり甲斐があるよね。特にずっとサラリーマンをしていたり、社長で仕事ばかりしていた男性の高齢者の利用者さんにとっては一番いいサ高住のメニューだよね。ということになりました。 お給料は印刷した五百円、千円札でお支払いして、そのお金はゴールドエイジの中では何でも使える本当のお金といたします。家賃を払ってもいいし、電気代を払ってもいいし、食事代を払ってもいいんですね。ということで上手くいきますでしょうか…。お仕事サ高住が三重県鈴鹿市でスタートいたします。ここで実験して良ければ各館でも実施しますが、まずは実験です。 あともう1つ『生活保護』の高齢者の入居者をどうするかの話が出ました。家賃が3万5,000円であれば生活保護の人の入居の家賃補助がでるそうです。しかしまあゴールドエイジの家賃が3万5,000円では赤字ですね。しかしこれもオンリーワン戦略で考えると、他の施設やサ高住でできないことをするのがゴールドエイジなんですね。 私は社長としてなんとかこれができないのか考えて、原則やってみようということなりました。しかしこれには3つ程の入居資格の条件を付けることにしました。条件の(1)(2)(3)これはまだ今検討中です。しかしそれでも日本中で誰もやれないこと、ゴールドエイジでも考えたことのない新しい計画に挑戦することは必要ですね。これが私が41年間やり続けたオンリーワン・ナンバーワン戦略ですから、今さら止める訳にはいきません。苦しくても難しくても、勇気をもって挑戦するしかありませんね。 ゴールドエイジの入居者や利用者さんがびっくりして喜んでいただけることをすること程、楽しくて嬉しいことはありませんね。続けていきたいと思います。
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