鉄道よりも車での移動が主となるエリアの場合
・敷地内に戸数当たりの駐車場の必要数が確保されている・敷地外も含めると駐車場を必要台数分確保している (※オーナーの別の土地に駐車場がある、他の月極駐車場を借り上げている場合、などを指します) 首都圏はともかくとして、車での移動が主となるエリアの場合には、駐車場の必要率と充当率が何%なのかが無視できない時代になってきました。・1戸当たり何台分の駐車場が必要……必要率・実際に1戸当たり何台分の駐車場を用意してあるか……充当率 例えば1戸当たり1.5台分必要ならば「150%の必要率」。実際に1戸当たり2台分用意しているときは「200%の充当率」になります。 それぞれをきちんと、シングル、ファミリーでどのぐらいなのかを把握しましょう。 必要率が100%なのに充当率が80%、8割あればいいかと勧めてしまってはいけません。それでも新築の際には、勢いで決まるかもしれません。しかし駐車場が持てなかった2割の人は、その不満があるから早く出るでしょう。すると、その部屋は「駐車場なし」で募集しなければならなくなります。 あるいは、駐車場を持っている人が解約したら、当然「その駐車場を回せ]と2割の人はいいます。するとやはり「駐車場あり」では募集できないことになります。 ですから、駐車場必要率100%の地域では、必ず100%用意しなければいけない。「8割だから大体いいか」ではいけないのです。駐車場のない2割の部屋は決まらなくていいのか、と考えるべきです。ともすれば安易に流れがちですが、必要率と実際の充当率については意識を持ってやってください。