有料老人ホームの運営などを手掛けるワタミは、サービス付き高齢者向け住宅(サ高住)の運営開始に向け、準備を始めた。2012年度中は事業モデルの構築や物件開発に取り組み、13年度の事業開始を目指す。  現在、ワタミの介護事業部門では、有料老人ホームを中心に事業を展開しているが、「在宅を重視する国の政策などの影響で、有料老人ホームの新規開設は困難になりつつある」(同社広報グループ)ことから、サ高住運営に乗り出すことを決めた。開設する地域や戸数は決まっていないが、「(同社で運営する)有料老人ホームで受けられるサービスは提供できるようにしたい」(同)という。■介護・宅食事業とも増収・増益を確保 また、同社はこのほど、12年度の上期の連結決算を発表した。介護事業の売上高は前年度同期比20.0%増の163億円に達した一方、営業利益については増益を確保したものの、0.6%増の22億4000万円にとどまった。上期に有料老人ホームを10施設開設したほか、平均入居率(8月末時点)も計画の90%を上回る91.5%を実現するなど、入居者は順調に増加したが、4月の介護報酬改定で特定施設入居者生活介護の基本報酬が引き下げられたことに加え、研修費や管理強化に伴う人件費増も影響し、収益はやや伸び悩んだ。 12年度の下期の有料老人ホームの新規開設は、4施設を予定しているほか、2店目となるデイサービス事業所を横浜市に開設する方針。CBニュースより。有料老人ホーム大手各社も「サ高住」に参入をする動きが加速する。サ高住の差別化も今後の大きな課題のひとつだ。
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