前回に続きリバースモーゲージのお話です、「自宅に住み続けながら、必要資金が得られる」のは
大きなメリットですが、リバースモーゲージには大きく4つのリスクやデメリットもあります。
①金利上昇リスク
リバースモーゲージには、毎月利息の支払いが必要なものもあります。また、多くの金融機関で
変動金利の商品となっていますので、金利上昇リスクを考慮しなければなりません。
②地価の下落
自宅を担保とするので、地価の下落でその価値が下がれば、融資枠が見直される可能性があります。
融資枠が担保評価の7割だとすると、評価額が2000万円なれ融資枠は1400万円になりますが
評価額が1500万円になると融資枠は1050万円に下がります。
③長生き
人の寿命は誰にもわかりませんので、想定していたより長生きすると、融資枠を使い切って利息の
支払いだけが残る可能性もあります。
④相続人の事前了解が必要
融資を受けた元本の返済は、契約者の死後に相続人が行うことになります。
返済方法は、相続人による現金返済、契約者の自宅をもって行う代物弁済など、商品によって異なります。
リバースモーゲージの申込みに当たって、推定相続人全員の同意を必要とする商品もあります。