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空き家の管理は面倒なので、つい放置してしまいがちですよね。
しかし、空き家を長期間放置していると、倒壊する危険があります。
では、倒壊してしまうとどのようなことが起こるのでしょうか。
そこで今回は、空き家が倒壊した場合にどんなことが起こるのか解説します。

□空き家が倒壊した場合の損害賠償

空き家が倒壊したことによって発生した被害は、空き家の所有者が責任を負うことになります。
空き家が倒壊して隣家を損壊させたり、空き家の前を通りかかった人が、倒壊に巻き込まれて怪我をしたり亡くなった場合は、数千万円以上の損害賠償を請求されるおそれがあります。
そのため、所有者は空き家が他人に危害を及ぼさないようにしっかり管理しなければなりません。

特に住宅密集地に空き家がある場合は、倒壊による被害が1軒とは限らないので、十分注意が必要です。
また、多額の賠償ではなくても、老朽化して誰も住まなくなった家は、少し強い風が吹いただけで屋根瓦が飛ぶこともあります。
飛んだ瓦が隣の家や車に当たることもあるので、損害賠償を請求されるリスクは常にあると考えたほうがいいでしょう。

□空き家を放置し続けた結果起きることとは？

放置した空き家に倒壊の危険があると判断されると、行政代執行により空き家が解体されることがあります。
この場合、解体費用は空き家の所有者に請求されますが、その費用は通常の解体費用より割高となる可能性があります。
つまり、空き家を放置した結果、空き家を失うだけでなく高い解体費用を請求されることもあるのです。

空き家を放置する弊害はこれだけではありません。
行政代執行までいかなくても、空き家を超期間放置することにより、家の資産価値が下がってしまうのです。
家の老朽化が進めば資産価値が下がるのは当然ですよね。
長年放置した空き家が換気しないために土台から朽ち果て、家全体が弱ってしまえば家としての価値はほとんどなくなります。
そのため、この先ずっと放置することになる空き家があれば、早めに賃貸物件として貸し出すなど、有効な活用手段を検討することをおすすめします。

□まとめ

今回は、空き家が倒壊した場合にどんなことが起こるのか解説しました。
空き家を超期間放置すると、倒壊するおそれがあるため、定期的に訪れてメンテナンスする必要があります。
また、長年空き家を放置すれば資産価値が下がるので、早めに賃貸で貸し出すなど、有効な活用方法を検討するといいでしょう。

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