『介護サービス付き高齢者向け賃貸住宅』のサと付をとって『さつきちゃん』と名付けました。制作費用は2億円です。その後12年間で1億5,000万円の費用をかけながらバージョンアップをし続けました。合計3億5,000万円かけたゴールドエイジの完全オリジナル『サ高住』専用ソフトとなっています。費用もかけ過ぎですが、毎月バージョンアップや介護保険改正に合わせて改善し続けているのです。そしてもう全社員がアイパッドなどを使って普通に日常で使っていますので、当たり前になってしまっていて、もうありがたみを忘れていました。しかしある事がきっかけでこれは日本一の凄いソフトなんだと気付かされたのです。 それは名前は言えませんが日本一の介護会社さんと比べて『さつきちゃん』の方が優秀だったのです。もうびっくりです。その会社さんは当社の10倍以上のサ高住(2万5,000戸)を経営している誰でも知っている有名な介護会社さんです。入居率も95%以上で当社と比べてもずっと立派な経営をされているのです。しかし入居率以外では当社の方がずっと優秀でした。 それが分かったのは、その会社のいくつかの経営指標の数字が悪すぎたからです。もし入居率が少しでも下がれば赤字ですが、当社は逆に入居率がずっと低いのに完全な黒字なのです。そう考えると当社の経営のやり方のほうがずっと優秀だということです。 私はそもそも入居率は95%とか98%にはしてはいけないという経営方針を持っています。『有料老人ホーム』は100%入居が当たり前です。それは総量規制で入居者の需要が見込めないと建設できない仕組みになっているからです。それと比べて『サ高住』は開業は自由ですが、競争も激しくて満室経営は10棟20棟なら可能ですが、私共の大規模な54棟(日本で9位)にもなると不可能なのです。だから私は入居率目標を80%にしていて、余裕のある経営であっても赤字にならない仕組みにしています。 そもそもこの会社さんは、もともと有料老人ホームから始めたので、サ高住も同じ方針で経営しているのです。本当は全く別の方法で経営すべきなのですが、日本一の会社さんでも間違いはしているものです。もし当社の『さつきちゃん』を使う事ができれば経営は大幅に改善されて、95%の入居率ですと莫大な利益が出る会社になるのではないでしょうか。しかし私の考えが正しいとは言いません。あくまで私の個人的感想であって、この日本一の会社さんは当然に日本一立派な会社なのです。 さてどうして『さつきちゃん』がいいのか、優秀なのかの説明をしますと第⑴にサ高住経営の正しいノウハウで制作したこと。この考え方はもう17年間も1つも全く変わっていません。一番大切なのは入居率ではなくて(1)稼働率(全労働時間の中のレセプト請求できる労働時間)(2)上限率(利用者さんの介護報酬上限の消化率目標)(3)給与率(一人一人の社員さんの介護報酬と給料の倍率)この3つです。これらがさつきちゃんソフトの中で1,300人社員さんごとの一人一人の数字が出て、グラフ化されています。当然各館別でも既存館、新規館でも集計されて経営管理されているのです。 第⑵にパートを含む全社員がデジタル機器のアイパッドなどを使って効率良く働いてくれています。各館ともズームとテレワークで作業していますので、早くから『さつきちゃん』のIT技術で経営してきた実績があるので入居率は低くても黒字経営なのです。 これらが日本一戸数の多いサ高住の会社さんより、ゴールドエイジの経営が良い理由と、それはさつきちゃんソフトがあったからできましたという説明です。社員さんも是非ご理解願います。