コロナのお陰でゴールドエイジもガタガタになってしまいました。社員さんにクラスターが発生すると、介護の仕事を制限するしかありません。入居者の高齢者様にクラスターが発生すると、新しい入居者様より今入居中の高齢者様の介護に集中するしかありません。この2つの理由で3年近くは新しい入居者募集を真剣に行う状況ではありませんでした。入居者が少なくて、入居率が毎年下がり続けていました。それとコロナの影響でしょうか、お亡くなりになって退居される入居者様が増えていました。 しかし今はマスクも強制ではなく個人の自由ですし、インフルエンザが増えているということは、コロナ感染者数も減少しているということです。これで2年前、3年前のゴールドエイジに戻れると社員さんも私も考えてしまうのですが、私はそれではいけないと判断しています。 以前のゴールドエイジに戻るのではなくて、新しいゴールドエイジに生まれ変わらないといけないと考えています。ピンチはチャンスなのですから、このコロナのピンチをこれからのチャンスに変えていきたい。私は以前のゴールドエイジに戻るなんてことは全く考えていないことを、社員さんは十分にご理解願います。 中小零細を含む4,500社の介護会社の中でゴールドエイジはサ高住の分類では第11位です(2022年度)。介護業界もM&Aで急に戸数が増える会社があるので順位は変動しますが、2023年度は第10位になるでしょう。3年先まで毎年220室ずつ増え続ける予定です。ゴールドエイジは上場しようと思えばすぐにできますが、私は上場する気持ちは全くありません。株主の会社になるより社員さんの会社であり続けたいと考えているからです。 さてコロナのあとにどんな会社になるのでしょうか。私達の使命は『一人ひとりに寄り添ったチームケアを提供する』ビジョンは『笑顔いっぱいのゴールドエイジ』笑顔いっぱいとは(1)穏やかな日常をおくること(2)楽しみと喜びがあること(3)人とのつながりを感じられること(4)ここにいて良かったと思えること。 これらを実現するためにたくさんの活動を行っています。年4回の全館統一のビッグイベント。各館の毎月のイベント。サークル活動では『体操クラブ』『カラオケクラブ』『映画クラブ』『手芸クラブ』『お茶会』『華道クラブ』『他館交流会』など。各館の特色としては『食事バイキング』や『大皿のおばんざい』『一味違う調味料』など各館のアイデアでゴールドエイジの使命やビジョンを実現しようと頑張っています。 その中でも一番大切な活動は(1)出て見て聞く(傾聴)活動と(2)QCサークルと(3)そこから生まれた『生活向上委員会』や『体力向上委員会』などの入居者様の自主的な活動をサポートしていくことでしょう。誰でも強制されてはやりたくありません。入居者様やご家族様の言葉に耳を傾けて聞くこと。それを実現していくことを全力で行います。 そして最後に各館の館長さんにお願いですが、ゴールドエイジがこのコロナが終わったあとに次のステージに一歩上がるためにやるべきことです。それは今まで不十分だった『入居募集』と『人材募集』を館長さんの責任でやっていただきたいということです。各館長さんが知恵を出して努力していただきたい。毎日忙しい館長としての仕事を少しでも社員さんに分担してもらって、時間を作ってください。そしてこの『入居募集』と『人材募集』に挑戦していただきたいと思います。 それはゴールドエイジが目指すレベルアップのためには、そこのリーダーの館長さんの能力が上がらないと実現できないからですね。どうか各館を良い成績にしてください。一人ひとりの館長さんの成長に期待しています。
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