私たちスマートパーキング・ラボは2016年1月に、3大都市圏(東京都、愛知県、大阪府)に在住の20代~60代、週に1回以上自動車を運転する男女656名を対象に、駐車場に関するアンケート調査を行いました。今回はこの調査結果から、コインパーキングの利用頻度およびコインパーキングへの不満に関するデータをご紹介します。データ1. コインパーキングの利用頻度(三大都市圏比較)Q.あなたは、コインパーキングをどの程度の頻度で利用しますか。なお、大規模商業施設や医療施設、イベント施設などに併設される駐車場を除いてお考えください。(単一回答)・コインパーキングを年1回以上利用する人の割合は、全体では87.0%。東京都は92.2%、愛知県は81.4%、大阪府は87.6%。 愛知県では年1回~11回利用する人は東京都・大阪府より多いですが、月1回以上利用する人は東京都・大阪府より少ないです。その要因は、自動車保有台数あたりのコインパーキングの設置が都市部に限られ、愛知県全域にはコインパーキングが設置されていない地域もあるため、愛知県内で利用する機会が限られるためだと考えられます。(参考)都道府県別の自動車保有台数1万台あたりの届出駐車場(500m2以上のコインパーキング)設置台数:東京都335台、愛知県262台、大阪府543台(平成25年度版自動車駐車場年報)データ2. コインパーキングの利用頻度(男女比較)Q.あなたは、コインパーキングをどの程度の頻度で利用しますか。なお、大規模商業施設や医療施設、イベント施設などに併設される駐車場を除いてお考えください。(単一回答)・約9割(男性86.7%、女性87.3%)の人が年に1回以上コインパーキングを利用。男女で目立った差はない。 データ3. コインパーキングへの不満(三大都市圏比較)Q.あなたはコインパーキングについて不満に思うことはありますか。当てはまるものすべてを選んでください。(複数回答)・3都府県とも「料金が高い」、「空いているかどうか行かないと分からない」の2項目が上位に挙げられています。  3都府県とも「料金が高い」と「空いているかどうか行かないと分からない」が上位に挙げられたことから、より安価で、空き状況が分かる駐車場サービスが求められていると言えます。特に東京都は料金が高く、空きも少ないことが伺えます。愛知県で「空いているかどうか行かないと分からない」が比較的少ないのは、コインパーキング設置台数が少ないためだと考えられます。データ4. コインパーキングへの不満(男女比較)Q.あなたはコインパーキングについて不満に思うことはありますか。当てはまるものすべてを選んでください。(複数回答)・女性は男性よりコインパーキングの「料金が高い」、「空いているか行かないと分からない」、「支払いが煩わしい」についての不満が多い。・女性の回答は「料金が高い」56.2ポイント、「空いているかどうか行かないと分からない」50.3ポイント、「お金の支払いが煩わしい」24.1ポイント。  女性はコインパーキングの料金や品質について男性より厳しく評価しています。その要因としては、女性は家計を管理する場合も多く、金銭的感覚が敏感な方が多いことや、女性は様々なサービスを体験しており、サービス品質の要求水準が高いということがあると考えられます。女性にとって、より低料金で使いやすいコインパーキングが求められていると言えます。 以上の結果から、コインパーキングについては87%の人が年1回以上利用していますが、「料金が高い」、「空いているかどうか行かないと分からない」、「お金の支払いが煩わしい」などの不満が特に女性に多くあることが分かりました。 なお、コインパーキングの「料金が高い」、「空いているかどうか行かないと分からない」、「お金の支払いが煩わしい」といった不満を改善する駐車場シェアリングサービスが普及しつつあり、注目されています。駐車場シェアリングサービスの利用意向のデータは改めてご紹介したいと思います。本調査結果はこちらのスマートパーキングラボのWebサイトからご参照いただけます。愛知県の駐車場不足が浮き彫りに、3大都市圏への駐車場に関するアンケート調査結果(3大都市比較編)女性の駐車場ニーズが明らかに、3大都市圏の駐車場に関するアンケート調査結果(男女比較編)
async




async
アドバイザーをされたい方へ
ログインフォーム
メールアドレス
パスワード
パスワードを忘れてしまいましたか?
土地活用ドットコム