(image)  郊外型の大型商業施設の出現で客の流れに大きな変化が起き、既存の商店街では深刻な客離れが発生しているといった問題は日本中いたるところにあります。 その様な旧市街地での問題解決の方法の一つとして注目を浴びているのが、補助金を活用して建物の建替えをする『再開発』という手法です。 この『再開発』を用いて、複数の地主さんなどが共同で一体の建替えを行う場合、設計費・地盤調査費・解体費・補償費・共用通路の工事費・駐車場整備費などに2/3の補助金が付くので、以下の様な問題をお持ちの方には特に有効です。●老朽化したビジネスホテルや大型店舗、マンションなど解体費に多額の費用がかかるため建替えに二の足を踏んでいる建物。40年ほど前に各地で整備された防災街区の様に隣接住民と壁一枚を隔て複数の地権者が同一の建物を使用しているため、解体や建替えがスムーズに行えない建物。  この様な問題をお持ちの方には最適な方法です。 この制度の利用に関しましては、専門家の適切なアドバイスが必要となりますが、補助金の金額が大きく有利な条件で建て替えが出来るので、要件が適合する場合は挑戦してみると良いでしょう。 再開発の手法には下記の様な種類があります。 (1)市街地再開発事業(第1種)   民間または公的機関等が行う再開発です。   権利の調整は権利変換方式で行います。 (2)市街地再開発事業(第2種)   公的機関等が行う再開発です。   権利の調整は施行者による買収方式を取ります。 (3)優良建築物等整備事業   比較的規模が小さい再開発で行われる手法です。   民間が行う再開発です。   権利の調整は権利変換方式で行います。 再開発の要件や進め方に関しては、今後このコラムでご紹介していきます。 優良建築物等整備事業のコンサルタントに関してはお気軽にご相談ください。 
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