今年ゴールドエイジは全国で50館で入居戸数2,279戸を運営しています。そこには責任者の館長さんが50人いるのですが、コロナの影響で3年間会うことができませんでした。毎月ズーム会議を行なっていましたが、リアルで全員が集まって『館長会議』をするのは3年ぶりだったのです。久しぶりに会うことができて、会食で一杯飲んだりなんかして楽しいひとときを過ごせたようです。 ゴールドエイジには能力のある社員さんがたくさん居るのですが(1,114人)、その中でも館長さんの能力が一番高いと私は判断しています。この館長さん達の一人一人が現場の全ての問題を解決して館を支えているのです。私の目から見て、一人一人が良い人というか入居者の高齢者様に寄り添った優しい人材であることが一番に嬉しいことなのです。そしてもう10年以上この館長さん達は365日24時間続くハードな仕事をしているのに一人も会社を辞めた人がいないので、私は頭が下がる思いです。 私も久しぶりに皆の顔を見て安心しました。コロナのクラスターが発生すると各館では非常事態宣言のような混乱した状態になります。それこそ夜も昼もなく働き続けます。家族に感染の危険があってもコロナ患者さんの介護のお世話をし続けなければなりません。そうしないと入居者の皆さんの命が守れないのです。特にゴールドエイジでは日本中でもトップクラスの『コロナ対策』を実施しましたから館長さんの苦労も日本一だったと思います。私はこれらの活動があったので3年間で少なくみても何十人かの命を守って救ったと考えています。本当に苦しくて辛い3年間だったと思います。  しかし介護の仕事は入居者様の『ありがとうね…』の一言に支えられ励まされて成り立っています。この一言が私達の支えであり喜びであり、また頑張ろうと落ち込んだ気持ちを前に向けてくれる原動力なのです。だからこの3年間が乗り切れたのだと入居者様のお一人お一人に感謝しています。 私も館長会議に20分ほど出席することができました。短い時間でしたが、3年間の館長さん達へのお礼とこれからの方針をお話ししました。正直な話ゴールドエイジの入居率は過去最低になってしまいました。それはコロナ対策を最優先にしたのと、各館での無理をした運営を止めていたからです。ヘルパーさんにクラスターが発生しても、入居者様にクラスターが発生しても館の運営を一時止める必要があります。無理をして入居者を入れることができなかったのです。 だからゴールドエイジは赤字になってしまいました。しかし私はそれで良かったと考えています。しかし今はコロナも終わり正常な以前のようなゴールドエイジに戻すのも館長さんの責任なのです。そこで私が皆さんにお願いしたのは戻すのではなく、新しいゴールドエイジを創ってもらいたい。ワンランクアップしてほしい。このピンチをチャンスに変えてほしいんだと話しました。 そのためには館長さんの能力をもう一段階レベルアップしなければならないとお願いしました。そのお願いは(1)社員さんの募集と採用を各館長さんの責任で行うこと(2)は入居者様の募集を館長さんの知恵と努力でやってもらいたい。責任を持ってもらいたいことです。ゴールドエイジももう50館になってしまいましたから、一つ一つの館が独立して頑張ってもらいたい。今がちょうどいいチャンスではないでしょうか。 コロナを乗り切った馬力で、新しいゴールドエイジの新しい運営に努力願います。宜しくお願いします。
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