広島県土地家屋調査士会所属の山中匠さんが、
地域の歴史的建造物の3Dデータ化に取り組んでいるそうです。
1つは、1912年建築の旧亀山発電所。
外観は完了。内部は鋭意作成中だって。
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もう1つは、4年後に開基1200年の福王寺。
弘法大師が開き、足利尊氏が五重塔を建立した由緒あるお寺。
こっちも鋭意作成中。
しばらくお会いしない間に、スゲーことをなさってますね。
尊敬しかない。
ひとつ提案申し上げると・・・
福王寺はOpenStreetMapがまっ白ですし、
Wikipediaのページもありません。
イベントを企画してくれたら、お手伝いに行きますよ。(^^;
【可部の歴史的建物 3Dに 土地家屋調査士の山中さん、手弁当でデータ化 旧亀山発電所と福王寺 「地元の宝 後世に」】
土地家屋調査士の山中匠さん(45)=広島市安佐北区亀山=が、可部地区の歴史的な建物の3次元(3D)データ化に取り組んでいる。県道拡幅に伴い来年にも解体される旧亀山発電所と、2028年に開基1200年を迎える福王寺。「地元の宝をより鮮明に記録し、後世に伝えたい」と手弁当で進める。(金刺大五)
山中さんは、8年前から小型無人機ドローンを使って3D画像を作る技術を磨く。県土地家屋調査士会が21年に市内最大級の被爆建物「旧陸軍被服支廠(ししょう)」(南区)を仮想現実(VR)で映像化した際には中心的な役割を担った。
旧亀山発電所は中国電力の前身の広島電灯が1912年に建設。現在、事務所として使う太田川漁協の許可を得て21年7月、測量仲間とドローンで約100枚の写真を撮影し、3D画像を完成させた。共有サイト「スケッチファブ」で公開。赤れんがの外壁や建物裏にある水槽の遺構をさまざまな角度から見られる。
建物内部も特殊なスキャナーを用いて画像を作成中で、漁協の山中幸男組合長(78)は「解体されても3D画像で人々の記憶に残る」と喜ぶ。
平安期に空海が開いたとされる福王寺のデータ化は住職からの要請もあり6月に着手。金堂や阿弥陀堂、金亀池が並ぶ一帯で約600枚を撮影し、外観の3D化はほぼ完成したという。
可部の地で祖父の代から土地家屋調査士の仕事をつなぐ山中さん。「時代とともに街も変わる。旧雲石街道の古い街並みも3D化したい」と意欲をみせる。
(9月25日 ヒロシマ平和メディアセンター)
土地家屋調査士 大阪 和田清人