ゴールドエイジは『V字回復』しています。502人の社員さんと790人のパート社員さん、合計1,292人の社員さんの努力に支えられてやっとコロナ禍の赤字体質から抜け出せそうです。ありがとうございます。感謝申し上げます。 しかし反面、赤字からは抜け出したとしても利益がなかなか出ていません。成績の良い館と成績の悪い館の差が大きすぎて、合計すると厳しい状況です。成績の悪い館がさぼっているのではなくて、全力で努力してくれているのは分かっていますが売上と利益がアンバランスで苦戦しています。そしてまた入居数は過去最高の成績なのに、やはり退居が多くて入居率が少しは上がっているのですが微増です。 そこへ新規館のオープンが予定通り4館あって、ここの新規開業の赤字が足を引っ張っています(12ヶ月間の家賃免除はあるのですが)。しかしゴールドエイジの大型の建物は簡単にはできないのです。土地の購入から融資の手続き、建築設計と申請でやっと着工なのですが、工事だけで一年近くかかります。ですから3年くらいかかってやっと1棟完成するのです。そこから皆さんの入居募集や介護看護のお世話が始まるのです。一年で黒字化したいのですが二年以上の赤字が続く館が増えてしまっています。そして来年も再来年も4年先まで毎年4館の新規の館のオープンの計画は止められないのがゴールドエイジの状況です。 やはり今の大問題の(1)は『館完結型の運営』でしょうか。各館長に大きな負担となっています。そして本部の力不足で館長の代行業務の体制が改善されていません。私は館長候補を20人採用するように本部に指示していますが、代行業務が改善されないのなら一館に館長二人体制でもいいと考えています。一人ではできないことでも、二人ならできるのではないでしょうか。第(2)の問題はやはり『入居率』が上がらないことでしょう。コロナで12%の入居率を下げましたが、やはり一度下げた成績は簡単には上がりません。学校の成績でも同じですが、一度成績が下がるとなかなか上がらないのです。ころがってくる石を止めるためには3倍の力がいると言われますが、今のゴールドエイジも同じです。 そして第(3)の問題は『人材育成』でしょう。社員さんが1,292人にも増えてしまって、日常業務に追われてベテランの人達も新人の指導に時間がさけません。教えてあげたいし指導してあげたいのに手一杯で時間がないのです。ゴールドエイジ全体の社員数は計算上は適正に居るのですが、デイサービスに人が余分に居てしまって他の業務を圧迫しています。やはり無駄な動きは止めて、適正な人員配置をすべきです。まあここでも良い館と悪い館の差が大きくありますので館長さんの能力・実力アップをお願いいたします。 しかし問題点は上げればキリがありません。V字回復をしているということは良いこともたくさんあるのですから、良いところをもっと伸ばす方が簡単ですし、楽しい仕事です。良いところ(1)執行役員が力を発揮している。(2)やはり館長が踏ん張ってくれている。(3)社員さんも良い人ばかり。(4)本部も必死にやっている。(5)会社も利益を目的に経営はしていない。(6)社員全員が入居者のことを常に一番大切にしている。(7)できれば日本一の介護会社になりたいと真剣に努力している。(8)その他良いところは100個くらいある…。 6月で半期が終わります。成果に対する賞与は一体どうなるのでしょうか。これからの6ヶ月間を前向きに楽しく考えたいものです。
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