現住居(借家)居住者の49.3%が不満
↑住宅需要統計調査(H13)より アパート入居者からのクレームの典型的な記事を引用します。 入居者同士の騒音をめぐるトラブルが増加している。夜中にCDを聴く、深夜に掃除機・洗濯機をかける、深夜に入浴する人がいて排水音がうるさい等。単身世帯の増加に伴う、生活音の24時間化が影響しているものと思われる。 単身者向けの物件(特に木造)は音の漏れるものが多い。生活音についてはある程度の我慢も必要だが、他の入居者の生活を考え、深夜の掃除・洗濯等はなるべく控え、相互に気を遣って生活してほしいものだ。 入居者同士の騒音をめぐるトラブルが増加している。夜中にCDを聴く、深夜に掃除機・洗濯機をかける、深夜に入浴する人がいて排水音がうるさい等。単身世帯の増加に伴う、生活音の24時間化が影響しているものと思われる。(日本賃貸住宅管理協会) さらに、私の知り合いの入居者さんの失敗事例をご紹介します。Aさん:「毎日、夜中の2時頃上の階から大きな音がするんです。子供はびっくりして泣き出すし…大家さんにお願いしても上の階の方にお話ししようにも日中家に居ないのでなかなか話をしてもらえませんでした。話をしてもらっても、「そんなに大きな音は出していませんよ」と言われたそうです。本人も悪気はないんでしょうけど、こんな生活が続くんでは別の部屋を探さないとダメですかね。」 この様に、アパートに入居される方の約半数は「音」に悩まされています。
(image) 一番の問題は上下階の音で、入居者同士のトラブルになるケースも少なくありません。これは、深夜に洗濯、掃除を行うことや、夜中に音楽を聴く、TVを見るといった生活時間の変化によって引き起こされる問題です。自分としてはマナーを守ったつもりでも、建物の構造によって響きやすいものである事も大きな原因です。 音の被害を受ける側としてはもちろんのこと、音を出す側にとっても「遮音性」の高い構造であることは、住みやすい建物であることは選ばれる、長く住み続けられる条件の一つです。