デイサービスは今や要介護者のおよそ3人に1人が利用しており、平成13年度比較では2.5倍の実に160万人の要介護者が利用しています。デイサービスの報酬規模(売上)は約1.4兆円で介護報酬全体の15.6%を占めています。デイサービスの数も全国で34,000ヶ所を超え、コンビニの数よりデイサービスの数が多い現状。どこに?落とし穴があるのか?
(image) 数が多くなり、競争が激しくなるから落とし穴があるのか?イヤ・・・違います。マーケット(市場ニーズ)を無視した開設が多く、利用者確保に苦戦しているのが実態です。弊社の本社があるひたちなかでも、今年の夏開業したリハビリ系FCのデイサービスがもう撤退しました。わずか4ヶ月での早すぎる撤退。これは、なにもデイサービスのみならず、サ高住でも言える事ですが、マーケティングをして、高齢者数と高齢化率は大丈夫と言われてと言う案件があり、再度、市場調査を依頼され、細かく分析した結果。「不適格」と判定した事例は結構あります。問題は、高齢者数が多いか少ないか?も確かに大切ですが、ターゲットはどの層なのか?と言う事です。「不適格」のほとんどが、要介護者対象モデル。デイサービスも出店したら利用者が勝手に集まるようなものではありません。また、数が多くなって競争が厳しくなっていると言いますが、答えは、数が多く競合が増えただけですか?原因があるから結果があるんです。それが全ての答えではありません。どのビジネスもそうですが、リスクがない。そんな事業は絶対にありません。細かく、ニーズを把握して、戦略を立てる事が肝心です。将来性があると言う介護市場でも当然、潰れます。実際に中小の介護会社の倒産件数は増加傾向にあります。まずは、ご相談下さい。www.hwc-zoo.org高齢者住宅経営研究所