安斉慎一安斉慎一

介護難民をなくしたい!
サービス付き高齢者向け住宅運営をするうえで、とても大切なこと

介護難民をなくしたい!サービス付き高齢者向け住宅運営をするうえで、とても大切なこと

async

介護難民をなくしたい!介護の現場で、日常的に行われていることを紹介します私は2010年まで介護現場で仕事をしていました。毎日、人生の先輩方のお宅へお伺いして、介護のお手伝いをさせていただきました。今回は、介護の現場で毎日のように行われている様子の一場面をご紹介します。じつは、これからご紹介するお話の中に、サービス付き高齢者向け住宅運営をするうえで、とても大切なことが書かれています。これは、介護の現場で仕事をするスタッフ共通の認識です。現場を知っているからこそ、自信を持って言えることです。土地オーナーのあなたには直接関係のないことかもしれませんが、知っていたほうが良い内容であることは、間違えありません。是非、読んでみてください------------------------------------------------------------ある日の電話で「ガスが止まって困っているんだけど」と男性の声。どんな状況かを聞くと「どうして止まったのか分からないが湯も沸かせないで困っている。食べるものは今日の分は何とかなる」と言う。どのような生活状況かを聞くと、一人暮らしで歩くのが大変なので買い物も思うように行かれないとのことでした。早速訪問したところ、一戸建てに住んでおり、歩くとふらつきがあり転倒しそうで、ガスだけの問題ではなく、どんな日常生活なのか気になりました。食事や買い物、入浴、掃除はどうしているのか話を聞いてみました。男性は「買い物は週1回、調子の良いときはふらつきながらも歩いていくが、転倒してけがをしたこともある。食べるものは日持ちのするカップラーメンや菓子類、餅などを中心に買い、1日1食か2食しか食べていない」と答えます。入浴は時間はかかるがたまに入り、排泄は自分でできるようです。一人暮らしなので掃除はあまりしたことがないらしく「もうどうなってもいいんだよ」と投げやりに答えます。今まで食事らしい食事を取っていなかったようなので、市の給食サービスの利用を勧めたところ「おいしい」といって全部食べてくれました。しかも配達が遅れると電話をかけてくるようになりました。本人は今後も一人暮らしの静かな生活を希望していますが、一人暮らしの高齢者になると経済面・健康面・犯罪に巻き込まれても周囲に助けを求めにくい傾向にあるため、しばらくは訪問介護で掃除の支援を導入して日常生活の援助や心身の健康管理を行い、見守りと併せて様子を見ています。自分のペースで暮らすのは他からの刺激も少なく、食事、排泄、入浴などの日常生活以外は体を動かすことが少ないので栄養も偏りがちになります。それによって筋力が落ち、寝たきりになる原因を作るため自分でできていたことができなくなってしまいます。いつまでも自分の事ができる体力を維持するために食事を3食きちんと取って、できるだけ体を動かし外出をする機会をつくるなどの工夫をしましょう。そして日常の何気ない問題を気軽に相談できる相手を身近に持つことも重要です。------------------------------------------------------------著:千葉県白井市 高齢者福祉課地域包括支援センター広報しろい:きょうから始める介護予防9より全文転記させて頂きました。
async




async
アドバイザーをされたい方へ
ログインフォーム
メールアドレス
パスワード
パスワードを忘れてしまいましたか?
土地活用ドットコム