昨日、相続トータルコンサルタント勉強会を開催しました。
テーマは、「自社株継承のコストとリスクについて」。
講師は、内田誠税理士です。
法人がチンプンカンプンの私にとって、
自社株評価は避けて通ってきた道・・・(^^;
今回、少しだけわかったような気がします。
大きなくくりで言うと、事業承継対策は相続対策の部品のひとつ。
会社を承継させる際には、自社株の評価が高いと困るんです。
なぜなら、
・会社の価値が高ければ、他の相続人にも相応のものを渡す必要がある
→後継者に株を集中させる代償金が高くつく
・相続税の納税資金を準備する必要がある
→自社株(=未上場株)は売れないため、別途で納税資金を手当て
評価を下げれば、納税が減って、他の相続人への代償金も低くなる。
でも、顧問税理士の多くはこれを教えてくれないんだって・・・_| ̄|○
自社株の株価を決める大きな要素は次の2つ。
1.事業内容が類似する上場会社の株価(「類似業種比準価額」)
2.純資産合計を発行済み株式総数で割った「純資産価額」
会社規模に応じて、1と2をブレンドする割合が変わるわけ。
全ての規模の会社に共通する自社株対策は、
①配当縮小、②利益圧縮、③含み損が出る資産を持つ
今までは、③に生命保険を使っていたんですが、封じられちゃった。
で、氏の提案は、「不動産」!
会社が不動産を取得して、株価が下がれば後継者に株を渡す。
ハマる・ハマらないは個別事情によりますから、
まずはセカンドオピニオンに相談なさってはいかがですか?
土地家屋調査士 大阪 和田清人