(image) 最近、高齢者住宅の「似非コンサル」が増えてきています。この間も、私どもに相談があった事例でお話をすると、介護会社の社長様からの相談で、現在、サービス付きの新築を検討しており、ある建設会社様から提案を受けているとの話。そこで、サービス付きの運営は初めてなので、よくわからないと話すと、運営は比較的簡単で、デイサービスを併設して、日中は入居者をデイサービスに集めて集中管理を行えば、日中部屋にいる事もないので、人件費もかからないし、電気代も削減できるし、何より安全で、入居者の為になると説明を受けたそうです。そして、その社長から私の所に、そんなことは可能なのか?と相談が来ました。ちなにみそのデイは定員10人、サ高住部分は入居者20人。まず、デイサービスの営業時間中に介護保険を使わない利用者を一緒に見る事は認められない。なぜならデイサービスの無料利用になってしまう。介護保険では無料サービスを禁じているので、ダメです。ではどうすれば良いのか?共有スペースがあるのであれば、デイサービスを利用しない入居者の為に、共有スペースでレくや体操教室、サークル活動を行う。もちろん、安全面の為、見守りスタッフを1名配置すると提案を行いました。これは、あくまでも介護保険外ですので、問題ありません。サービス付きは、住宅部分と併設介護保険サービスがあるのであれば、慎重に使い分けなければ行けません。介護付きや特定施設入居者生活介護でないので、包括はできません。プロが関与すれば、決して難しくはありませんが、間違えてしまうと、最悪は「指定取り消し」などと言う事態に発展しかねません。ですので、似非コンサルの言うとおりにすると大問題です。いくらサービス付きの施工実績があっても関係ありません。箱を造るのと、運営のアドバイジングは全く別物とお考え下さい。ご注意が必要です。サービス付きの開設指導、総合プロデュース、ご相談はお気軽にご相談下さい。
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