賃貸経営とは文字通り「経営」です。経営で生き残るのは、時代に柔軟に対応できる企業です。賃貸も一昔前は、法人向けのワンルームを建てまくっていたメーカーさんもいました。時代は過ぎ、ワンルームの過剰供給時代となり、泣いているオーナーさんも非常に増えています。リーマンショック以降、派遣切りや派遣止め、製造業の不振。結果、最大の需要者であった派遣会社や請負会社はリストラをして、物件も返した。結果、ワンルームの空室が市場に溢れた。そして、去年の3・11以降、学生向けのワンルームにも異変が現れた。例年なら12月から3月にかけて入居が相次いだ学生向けの物件も、卒業生が退去した後、全然決まらなくなった。そう言う相談が昨年4月に相次ぎ、仮説を立てた!!大学に新入学生はいないのか?そんなはずはない。とするならば、自宅から通学できる学校を選んでいるのではないか?それと大学周辺ではなく、バイト先近くの物件に住んでいるんではないか?仮説を基に大学へ聞き取り調査を実施。仮説通りだった。そして、昨年相談をくれた家主さんが気になり1年後(そうです今年)電話をした。状況は1年前と変わらない。どちらかと言えばまた、卒業生が出たので、状況はさらに悪化した。残念だが、ワンルームでも狭すぎて、なかなか転用が効かない。リノベーション専門会社と策を練っている所だ!!しかし、学生向けで大繁盛している物件がある。それは、ワンルームマンションやアパートではない。「学生寮」だ。セキュリティも完璧で食事付、これがウケているらしい。何jごとにおいても、時代に柔軟に対応し、先読みをできないオーナーさんはこれから間違いなく厳しくなるだろう。経営とは、時代を読み、変化に柔軟に対応できる者が生き残る。その為にはワンルームは絶対に建てては行けない。2DK・2LDKならば広めな1LDKにもできるし、転用が効きやすい。そして、常に言っていますが、土地活用の目的です。目的にあった、時代が求めている、そして20年以上続く賃貸経営を考えないと「負け組」になってしまう!!これからの賃貸経営を是非、考えて頂きたい。