終の棲家は本当に無いのか?待機老人は本当に増加するのか?ここで、よく言われるのが特養待機者52万人!!私は想う「特養は終の棲家」なのか?あなたは老後、施設で最期を迎えたいのか?私は嫌です。私の82歳になる母親もそんな最期は迎えさせたくない。だって施設は施設住まいではない。
(image) そして、待機老人が増加すると言われるが、その根拠は「特養待機者52万人」でも・・・全国に52万人いるとされる待機者もちろん、「重複」もあります。まぁ~分り易くリアルに52万だとします。全体の「34.1%」が要介護1及び2なんです。要介護3以上で見ると65.9%しかし・・・うち在宅は29.5%足らず・・・ご存じ4月からの改正で特養の入所基準の厳格化が始まり入所できるのは「原則」要介護3以上と言う事は、そもそも34.1%は入所資格がないと言う事。在宅で本当に特養を必要としている要介護4および5の方は8.7万人しかしないないんです。そして、特養への入所の順番が来て「すぐに入れます」と言われても在宅で31%の方が今は「入らない」と答えています。ではなぜ?申し込むのか?また、特養申込者の在宅家族の38.7%は特養しか検討していない。ケアマネの63.8%が特養しか検討していないと回答しています。どうして?特養以外を検討しないのか?介護付き・住宅型・サ高住等あるのに・・・それは「理解不足」が大きな原因。そして、特養は安価で安いと言う古いイメージが定着しすぎている。特養で月6万円ぐらいと言うのは、4人部屋の「多床室」といわれるもの今は、厚労省もユニット型を推進していて、個室化が進んでいる。ユニットだとだいたい月額13万円ぐらいはかかる。重度対応で考えると、月額8万とかの住宅型有料も存在する。今回の改正で全国の特養のおよそ50%「赤字」に転落する平均1,500万円程度の「減収」と言われている。国も施設から「在宅」へシフトチェンジしている。何度も言いますが、「特養」は施設であり、住まいではない。もし、本当に終の棲家が足りないと言うなら特養の待機者52万人を持ち出す事もおかしいし、特養が終の棲家だ!!的な発想がそもそもおかしい・・・これから求められるのは施設では無く、シニア期の住まいシニア不動産としての高齢者住宅だと私は想う。想像して下さい。あなたは老後に「特養」で最期を迎えたいか?
(image) それとも、自由な暮らしがあり、万一に備えたサ高住で暮らしたいか?または、多世代が集う、地方創生多世代移住型で暮らしたいか?
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