さて、サービスつき高齢者向け住宅の約50%が20m2以下だとご存知でしょうか。これでは、全体の半分は要介護者を対象とした物件になるということです。これでは、早期からの住み替え需要を狙える住宅の普及は残念ながらまだまだだと言えます。 サ高住の制度創設の背景には、高齢者の単身世帯・夫婦のみ世帯の急激な増加(H22年時点で高齢者単身世帯は518万世帯わずか2年間で52万世帯の増加。夫婦のみ世帯は619万世帯85万世帯の増加)、特養の待機者でも軽度の待機者が多数いるということで、こうした方に安心できる住まいの提供と言う目的で創設されました。 しかし実態はというと、病院のベッドの代替やミニ特養になっていると言わざるを得ません。確かに病院は入院日数の短縮化に動いており、2週間で退院させたいと言うのが本音です。 では、在宅が厳しい退院患者さんの受け皿として、サ高住と言う選択肢がある一方で、“終の棲家”としてのサ高住が圧倒的に不足していると私たちは考えています。よく考えてみてください。みなさんであれば、ご自分の親を病院の個室や特養の個室みたいなサ高住に入居させようと思いますか? 残念ながら、まだまだ住まいと言う発想よりは、施設と言う発想が強い様な気がします。しかしこれからは、最期まで自分らしくというスタイルを貫きたいシニア世代が増える中で、脱介護をテーマにしたサ高住が必要になってくると確信しています。
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