最近、新聞等でも大きな見出しで「老人ホーム破たん相次ぐ」とか「介護事業者破たん急増」とか目につきますね。老人ホームの売却や破たん、オーナーチェンジ等のお話も非常に増えています。この間のニュースでも群馬県内の高齢者住宅事業者 介護報酬引き下げで収支悪化とありました。しかし・・・毎回毎回それこそ、皆さんが「耳タコ」ぐらい私が伝えている事。セミナーではダイレクトに「危機」を伝えているつもりです。これは何も群馬県だけの話ではありません。実際に愛媛県ではサ高住の満室のうち、15%しか黒字ではない。満室運営のうち、85%は「赤字」あり得ますか?満室なのに「赤字」って・・・・私の中では絶対にあり得ません。愛知県内のサ高住でもほとんどの(一部を除き)事業がうまく行っていないと回答しています。もはや全国的な問題。どうして、こんな事になるのか?答えは至ってシンプルで簡単。「事業収支構造」にあります。介護報酬が引き下げになったから収支が悪化?これが証拠です。高齢者住宅運営会社さんは全部「介護付き有料老人ホーム」なのか?なら理解できますが、そうではない。そうです。高齢者住宅の売り上げを「介護報酬」に依存しているんです。介護が必要な要介護者を入居させて、安価にすれば、特養待機者や生活保護受給要介護者も狙える!!だから家賃やサービス費をギリギリまで下げる。介護保険で利益を上げる。しかし・・・・介護報酬の引き下げにより、それが裏目に出て、収益悪化・・・・スタッフの人件費も安いだから人材も集まらない。負のスパイラルに突入中・・・・介護保険に依存するリスクこれを全く考えず、施設の代替と化している高齢者住宅がほとんど。住まいと呼べるものはごくわずか・・・・この先、政府は介護離職者ゼロを目指し、特養の増設、都内では規制緩和に動く一方で診療報酬の引き下げ、介護報酬の引き下げ方向・・・・まして、次期改定では、訪問介護の1.2への生活援助を保険外にデイサービスの1.2を市町村事業へ移行方向で調整。益々介護保険の重点化が進む。私は独立当時から一貫して高齢者住宅は施設ではない。シニア期の住まいであると訴え「コンセプト型」を提唱し、実践してきた。入居不振が続く中、お陰様で「満室」収支悪化が叫ばれる中「黒字」を出し続けています。その違いは何か?介護保険に依存する事がない。シニア期の住まいとして、「自由な暮らし」があり、そこで暮らす「価値の創造」来年夏オープン予定のサ高住はシェア畑(農園)付き、グランドゴルフ場併設、建物内にはバー完備!!平屋で庭付きのサ高住です。そこでどんな暮らしが出来るのか?暮らす価値があるのか?自由な暮らしがあり、万一の時にも安心か?良いですか?もう、価格を安くして要介護者を入居させて、他と同じような施設の代替とする高齢者住宅が一番良い。周りもそうですから!!と言われたら「騙される」と思った方が良い。特養待機者が52万人強、高齢者の4割は年収200万円以下安くなければ入りませんと力説しているコンサルさん建設会社さん、メーカーさんこの先、介護報酬や制度が変わり、介護保険に依存できなくなりますよ。それなのに、返済はあと数十年・・・・どうするんですか?何て言い訳するんですか?それでも皆と同じなら安心と言いますか?それを鵜呑みにして始める方本当に大丈夫ですか・・・・・良いなら別に良いですが・・・・失敗はしたくない数億円と言う借金をして事業収支悪化は避けたい。成功したい。そう強く願う方は年末によく考えて新年から新たな気持ちでご相談下さい。ちなみに昨日も知り合いの方からSOS連絡が・・・・某関東地方で土地オーナーさんが建て貸しでサ高住を介護会社さんに一括借り上げで借りてもらっているしかし・・・経営不振であえなく撤退。オーナー様は金融機関への支払いもあるので青い顔・・・・サ高住と言えば大久保さんしかいないと思いなんとか、次の運営会社さんを探してほしいというオーダーだから言っているでしょ!!と言っても後の祭り・・・・失敗する所は初めから決まっています。成功する所も初めから決まっています。じっくり考えてご相談下さい!!今までのやり方常識はもう通用しない。これは高齢者住宅に限った話ではありません。介護経営・医療経営・賃貸経営全体に言える事です。まず、人口構造の変化、情報伝達のスピード、価値観の変化求められるニーズの多様化少なくても10年前の成功パターンは無意味です。唯一無二の選ばれるサービス時代の変化をいち早く読み取り、先手を打てるか?時代に必要とされるか?これが一番大事です「ワクワクするか」まずは「高齢者住宅経営研究所」で検索!!
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