賃貸住宅の建設業者の選定のポイントとして、(1)建築(2)管理(3)客付けの3つの観点から、検討することが必要です。(1)の建築は、文字通りアパートやマンションを建築することです。 建築する前に、収支計画を策定することも含まれます。(2)の管理は、建物の管理と家賃管理に大別されます。 建築物の管理は通常では建設会社または関連子会社が行います。 経年変化による壁やクロスの修繕工事も、管理会社の仕事です。 家賃管理は、入居者からの家賃を管理会社が管理します。 おおくの建築業者では、(1)(2)がセットになっていますが、 地元の中小の業者では、(1)だけという場合もあります。 その場合は、管理会社と別途契約することになります。 管理会社は、ミニミニ、ニッショーなどの大手と、 地元の不動産屋さんなどに分類できます。 管理費は通常、家賃の5%(税抜き)前後が相場です。 建築業者・関連会社のほうが、建物の設計や癖を熟知していますが、 やや割高です。(3)の客付けは、(2)の管理会社が行いますが、 実際は大手客付専業会社の方が客付け力は強いようです。 大東建宅、東建コーポレーションは関連会社として客付け能力の 高い子会社を持っています(いい部屋ネット、ホームメイト)。 客付け子会社を持っている企業や大手客付け業者と太いパイプを 持っている企業は顧客ニーズを収集して商品(アパートなど)に 反映することが容易になります。 入居者の8割がネットで検索する時代です。 気になるアパートをネットで選び、その業者でそのアパートを含め 3~4件みて決めるパターンが基本です。 地元の建築会社が管理、客付け部門を持たない場合は、 ネット配信力のある管理業者を選ぶと有利となります。 ************************************************************** 建築業者を選定するときには、 (ア)建築金額(安い方が利益が大きい) (イ)商品力(長期にわたり空室がすくない) (ウ)管理力(建物の品質の維持と、客付け力が高い) の3つの観点から、自分の土地や経営方針にあった業者を 検討しなくてはなりません。 その他の情報は、ホームページをご覧下さい。 →「ナムC」で検索 http://namc.jimdo.com/