前回に引き続き、第30回定期勉強会「土地活用~古い常識・新しい常識~」の内容をポイントにまとめてご紹介していきます。前回は土地活用にまつわる歴史についてでしたが、今回はつづきの土地神話からご紹介します。土地神話時代はマイホームが資産になった時代でした。簡単な例で言うと、2,000万円で買ったマイホームが、10年経って2,000万円以上で売れていました。建物の価値は経年により下がりますが、それ以上に地価が上昇建物 1,000万円 500万円――――――――― ⇒ ―――――――土地 1,000万円 1,500万円10年で地価が2.5倍に上昇した場合、建物 500万円――――――――― ⇒ 1,000万円の値上がり益土地 2,500万円しかし土地神話崩壊後、マイホームは自己消費による負債の時代になりました。5,000万円で買ったマイホームが、10年経って2,500万円に値下がり建物 2,000万円 1,000万円――――――――― ⇒ ―――――――土地 3,000万円 1,500万円原因としては、バブル崩壊による経済の傾きを始め、労働環境の変化、少子化、世の中の考え方の変化などがあります。これからの土地活用はインカムゲイン重視!上記で述べたとおり、土地の値上がり益は期待できない状況になっていますので、毎月、毎年の収入(インカムゲイン)を上げて、営業経費を下げることが大切です。そのためにも、高い家賃でいつまでも住んでくれるようないいお客様を獲得することが安定収入に直結します。プレハブではなくオーナー様自身が住みたいと思ういい物を作ることが大前提になります。安かろう、悪かろうではいい入居者は選びません。新しい常識のつづきはまた次回・・・。